とある店長が3年前ほどに経験したお話です。
良く来店いただくお客様に、仲の良い80歳くらいのご夫婦がいらっしゃいました。
メガネ作製や調整に来ていただくときは、奥様はいつもニコニコしていて、本当に仲の良いご夫婦でした。
ある日のことです。奥様が一人でご来店。
話を聞くと、旦那様のメガネが壊れてしまったのですぐに修理して欲しいとのこと。
いつもは「すぐに欲しい」とか、「早くして」などのお話はないお客様でしたのでビックリしました。このときに限っては大至急で直して欲しいとのご依頼でした。
旦那様が本が好きとのことでしたので急いでいるのだと思いました。
幸いにも店頭での修理が可能でしたので、2日で元通りに修理することができました。
仕上がりの電話を入れると、お孫さんが早速受け取りにいらっしゃいました。
それからしばらくして、奥様がご来店。
「主人はいつも自分でメガネをどこかに置いてきては、メガネどこにした。と私のせいにして探していたりしたんです。あの歳で本を読むのが大好きだったんだけど、この間亡くなってしまってね・・・・。80歳を越えてたからしょうがないんだけど」
「だからあの老眼鏡がないと生活できない様な人だったから、どうしてもメガネも一緒にお墓に入れてあげたかったんで無理言って申し訳なかったですね」
修理を急がれた理由を話してくださいました。
みなさんも、思い出のメガネはございませんか?
メガネハットではメガネの修理を承っています。
他店にて購入された商品も承っていますので、お気軽にご相談ください。