眼精疲労の原因はカルシウム不足だった!?
スマートフォンやタブレット・パソコンなどのデジタル機器を使用する時間の増加や、エアコンに長時間あたることによるドライアイなどから、眼精疲労の症状を訴える方が増加しています。
また、日本人が慢性的に抱える”カルシウム不足”も眼精疲労の原因ということが判明しています。
カルシウムと眼の関係
体重の1~2%を占め、骨や歯の形成に欠かせないカルシウムは、眼にも欠かせない栄養素です。白目の部分である強膜や、黒目の部分である角膜の機能を助け、眼の形状を正常に保つ役割をカルシウムは持っています。
カルシウムが不足すると、眼は正常な形状を維持できなくなり、近視などの屈折異常や眼精疲労を引き起こします。
日本人は慢性的なカルシウム不足
実は日本人は慢性的なカルシウム不足と言われています。厚生労働省が1日のカルシウム摂取推奨量を定めていますが、日本人の平均摂取量は下回り続けています。(成人で600~800mg/日が推奨だが、実際の平均摂取量は約530mg/日ほど)
カルシウム不足に陥りやすい原因として、飲料水の種類の違いがあると言われています。日本で一般的に飲まれているのは”軟水”。軟水は硬水に比べてカルシウムやマグネシウムの含有量が低い水です。そのため、日本人はカルシウム不足になりやすいと言われています。
効果的にカルシウムを摂取するには
まず、カルシウムを多く含む食品としては牛乳・ワカメなどの海藻類・大豆などの豆類があげられます。これらを意識的に摂取することが大事です。
また、カルシウムの吸収を助けるものとして、きのこ類に含まれるマグネシウムや肉類に含まれるたんぱく質があります。バランスの取れた食事で、規則正しい食生活を心がけるのも重要です。