『目』と『眼』の漢字はどう使い分ける?
”め”には『目』という漢字と『眼』という漢字のまったく同じ意味を表す漢字が二つあります。場合によって使い分けることが多いですが、どちらの方が適切か迷うこともあります。
『目』と『眼』の漢字はどのように使い分けるのがいいのでしょうか。
『目』はこんな時に使う
目と眼という感じはどちらも”めの形”から生まれた漢字です。そのため、体のパーツである”め”を表す漢字としてどちらも間違いではありません。
ですが、『目』という漢字が特定の場合に用いられることがあります。『台風の目』『木目』『注目』『1番目、2番目』といった場合です。
このような言葉の時には『眼』という漢字は使用されません。『目』という漢字は目のように見える現象や物を表す時に使われる漢字のようです。
また、『目玉』という体のパーツとして使われることもあるため非常に広い範囲で使われる漢字になっています。
『眼』はこんな時に使う
『目』に対して『眼』という漢字は、実際の体の部分である”め”に関する言葉で使われます。『眼鏡』『眼病』『眼科』など実際の”め”に関わるものばかりです。
間違っても『目鏡』などの漢字にはなりません。『目』という漢字に比べて使われる範囲が狭く、より専門的な意味合いをもつ漢字になっています。