難聴になると起こる3つの変化
こんにちは!メガネハットのブログマガジン「HutPress」です。
いつも購読いただきありがとうございます。
今回は難聴に関するお話をさせていただきます。
難聴というと「聴力が低下する・聞こえにくくなる」と考えてしまいますが、実は聴力が低下する以外にも3つの変化が生じる可能性ございます。
この変化が”補聴器が必要な理由”にも繋がりますので紹介させていただきます。
変化1.特定の音が聞こえにくくなる
「モスキート音」をご存知でしょうか?
たまにTVでも紹介されるのですが、蚊の飛ぶ音の様に高い音域の音を出していき、聞こえるか聞こえないかのテストになります。
「これが聞こえたら耳年齢は〇〇歳です!」とったテストなので一度は試した方も多いのではないでしょうか。
このモスキート音が聞こえなくなるのも難聴の現象です。加齢による聴力の変化(加齢性難聴)では高音域の音(女性の声など)から聞こえにくくなってきます。
聴力の低下といっても単純に聞こえにくくなるわけではありません。
変化2.音に敏感になり不快に感じるようになる
学校の運動会の声、公園で遊ぶ子どもの声、そういった子どもたちの声が高齢者の方からクレームになっているとメディアで報道されるようになっています。
難聴になると聴覚補充現象(リクルートメント現象)と呼ばれる「今までは平気だったボリュームの音を不快に感じてしまう」という、音に敏感になる現象も発生してしまいます。
若いころは平気だった子どもの声、うるさく不快に感じるようなら難聴の可能性があるかもしれません。
変化3.音の取捨選択が出来なくなる
大勢の人が話している中で、自分のことを呼ばれた際には、不思議と反応が出来るといったことはないでしょうか。
これは「カクテルパーティー効果」と呼ばれるもので、耳に入ってきた情報の中から、必要な情報だけを抜き取る能力です。
実は難聴になると「カクテルパーティー効果」が弱くなってしまい、様々な音がする環境下では聞き取りにくくなってしまうと言われています。
まとめ
本日のまとめです。
難聴は「聴力の低下」だけではなく以下の変化が生じます。
・高音域の音が聞こえなくなる
・音に敏感になり不快に感じるようになる
・音の取捨選択ができなくなる
そしてこの変化が補聴器が必要となる理由となります。
それについてはまた次回に。