
ベーシックからプレミアムクラスまで出揃った『プライマックス』
シーメンス・シグニア補聴器から、ベーシッククラスの『プライマックス1・2』が発売となりました。これで『プライマックス』シリーズはお手頃価格のベーシッククラスから、最上位機種のプレミアムクラスまで出揃いました。
高額なプレミアムクラスほど聞こえの性能はよくなりますが、全ての方に必要だとは考えていません。今回の記事ではプライマックス1~7の特徴をご紹介するので、シーメンス・シグニア補聴器購入の参考にしていただければ幸いです。
プライマックス1~7で何が違うのか?
シーメンス・シグニア補聴器の最新プラットフォーム『プライマックス』は、開発時に脳波を測定し、日本の補聴器使用者のご要望を集めてつくられた補聴器と言われています。
プライマックスシリーズの共通する違いとしてあるのがチャンネル数とピント調整機能の違いです。
・チャンネル数
補聴器のカタログには、16chや32chなどのチャンネル数が記載されていることがあります。このチャンネル数が多いほど、補聴器は音を細かく分割し、聞いたい音とそれ以外の雑音に区分けします。そのため、チャンネル数が多いほど、細かく雑音を除去することが出来るため快適な聞こえに近づきます。
ベーシッククラスである『プライマックス1・2』は同じ16ch、『プライマックス3』は24ch、『プライマックス5』は32ch、『プライマックス7』は補聴器最高の48chとなっています。
・ピント調節機能
プライマックスシリーズの全クラス共通機能として『自動ピント調整機能』があります。この機能は声を出している人にマイクがフォーカスしてくれる機能で、声を出している人の距離も計算してくれます。
『プライマックス1・2』では補聴器の正面にいる人に対してマイクがフォーカスします。『プライマックス3・5・7』では『全自動ダブルピント調整機能』に進化。マイクのフォーカス範囲をより絞った範囲に行えます。
加えて『プライマックス5』では正面だけではなく、後方にもフォーカスし、『プライマックス7』では前後左右の360°全ての方向にフォーカスすることが可能となっています。
プライマックス1と2の違い
プライマックス1と2は同じチャンネル数で自動ピント調節機能も同じです。この2つのクラスの違いは『突発音抑制』と『風切り音抑制』になってきます。
突然の大きな音や外出時の風の音を抑制する『プライマックス2』の方が、より外出をされる方向けの補聴器だと言えます。
プライマックス3の特徴
『プライマックス3』になると前述の通り、チャンネル数が24chに増え、全自動ピント調整機能になります。また、両耳装用した際に電話音声を両方の補聴器から聞ける『ツインフォン』の機能も加わります。
補聴器を両方の耳に装用する方や、電話を多くする方・楽しみたい方はこちらのクラスからがおすすめです。
プライマックス5の特徴
『プライマックス3』までの昨日に加えて、チャンネル数が32chまで増加。正面だけではなく、後方からの声に対してもフォーカスします。
また、このクラスから1年の紛失保証が適応されます。ご購入から1年間、1回に限り紛失したものと同一製品が提供されます。
プライマックス7の特徴
補聴器最高クラスの48chになり、『反響音抑制機能』が加わるため、天井の高いコンサートホールや劇場での聞こえが快適になります。
『全自動ダブルピント調整機能』も前後左右360°に適応されるため、人の多い場所でも快適にご使用いただけます。
まとめ
・プライマックス1:家の中での装用がほとんどの方におすすめ。
・プライマックス2:家の中がメインで外でも装用される方におすすめ。
・プライマックス3:両耳で装用される方。電話の多い方におすすめ。
・プライマックス5:装用して外出の多い方。会議などで使用される方におすすめ。
・プライマックス7:劇場やコンサートホールに行かれることが多い方におすすめ。
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