
【瞳の色について】あなたの眼の色は何色ですか?
最近カラーコンタクトをつける方が増えていますが、人によってもともとの眼の色が違いますよね。また世界にはさまざまな眼の色を持った人がいます。
ではなぜ眼の色が違うのでしょうか。
眼の色=虹彩の色
私たちの眼には目に入ってくる光の量を調整するための「虹彩(こうさい)」という部分があります。この虹彩の色を一般的に「眼の色」と呼んでいます。
なぜ虹彩の色に違いがあるのか
色が違う理由は2つあるといわれています。
まずは遺伝子による違いです。眼の色を決める遺伝子の様々な組み合わせによって人により色がことなります。
次にメラニンの量による違いです。
メラニンとは波長の短い有害な紫外線を吸収したりして体を守る働きをします。
日射率の高い国では紫外線から目を守るために虹彩にメラニン色素を大量に蓄積され黒色や茶褐色になります。また反対に日射率の低い国は、虹彩にメラニン色素が少なく青色や薄い色になるといわれています。
色の分類
世界にはさまざまな眼の色を持った人がいます。いくつかの色をご紹介します。
・ブラウン(濃褐色)
ブラウンの瞳は多量のメラニンを虹彩に含んでいます。人類の中でもっとも多い色であり、日本人の大半がブラウンに属した色をもっています。
・グリーン(緑色)
グリーンの瞳は、適度なメラニン色素によって形成されます。大半は北ヨーロッパに集中しています。アイスランドでは人口の88%がグリーンかブルーの眼を持っているようです。
・レッド(赤色)
レッドの瞳を持つ人は非常に少なく、人口の0.001%です。大量の色素の欠如による血液の色であり、先天性白皮症(アルビノ)がこれに相当します。
・虹彩異色症(オッドアイ)
左右で眼の色が違うことを虹彩異色症(オッドアイ)と呼びます。日本人だと非常に稀で0.0001%の確率だそうです。日本人だと女優の奥菜恵さんがオッドアイで有名です。