誰でも難聴になる?耳垢栓塞の恐怖
本日は誰でも難聴になってしまう
”耳垢栓塞”の特集です。
実は私、これになったことがあります。
本日はその時の体験を踏まえながら紹介していきます。
ある日突然難聴に?
さて、耳垢栓塞(じこうせんそく)と
聞きなれない言葉を書きましたが、実のところ
”耳垢づまり”のことです。
ただの耳垢づまりだと考えると危険です。
この耳垢栓塞になると
音の通り道である外耳道が塞がってしまうため
聞こえにくくなってしまいます。
しかも、
耳の奥で固まってしまうため、まったく取れなくなってしまいます。
耳垢栓塞の原因
なぜ耳垢がつまってしまうのか?
①過度な耳かき
過度な耳かきは外耳を傷つけ外耳炎の原因に。外耳炎になると炎症が起こるため耳垢栓塞の原因となってしまいます。
②間違った耳ケア
耳かきをする際、綿棒は使用していますか?
綿棒も誤った使い方をすると、耳垢を耳の奥に押し込んでしまうため、耳垢栓塞の原因となってしまいます。
耳の奥まで綿棒を入れるのはやめましょう。
③入浴時やプールで一時的になることも
耳に水は入ることにより、耳垢がふやけて大きくなり耳垢栓塞を引き起こすこともあります。
耳垢栓塞になると
ここからは私の経験談です。
最初に気になったのはシャワーの音でした。
左耳では「ザーザー」と聞こえるけど・・・、
右耳では「サーサー」と少し小さく聞こえる。
次に気になったのが”耳鳴り”でした。
TVを消した静かな部屋だと、
わずかな耳鳴りを感じるようになりました。
翌日、聴力測定をしてみると、
右耳の聴力が低下していました。
なんと、
中度難聴ほどの聞こえ方であり、
試しに補聴器を着けてみても効果なし。
疑ったのは原因不明の難聴である”突発性難聴”でした。
そのため慌てて病院へ。
耳垢栓塞の治療
いざ耳鼻科へ行くと、診断名が「耳垢栓塞」。
原因までは分かりませんでしたが、
耳垢で鼓膜が見えなくなるほど詰まっていました。
治療に関しては、
耳垢が固まってしまっているため「耳垢水(じこうすい)」と呼ばれる耳垢を柔らかくする液体を耳に入れることから始まります。
病院に行く3日ほど前から耳に入れ、耳垢を柔らかくしていきます。
病院ではピンセットや吸引器具を使用して固まった耳垢を取り除きます。
取れた瞬間、
気持ち良いぐらい良く聞こえるようになります。
不調を感じたらまずは耳鼻科へ
私は耳垢栓塞でしたが、
突然聞こえなくなる難聴 として
”突発性難聴”というものがあります。
この突発性難聴は早期の治療が第一ですので、
突然の耳の不調はすぐに耳鼻科を受診してください。
また、体質的に耳垢が多い方は、
耳鼻科で定期的な耳垢除去を受けるのがオススメです。
正しい耳ケアで健康な耳を保ちましょう。