日本の視力「1.0」はアメリカだと「20/20」?!
私たちは視力を表す際に「1.0」や「0.7」を用いていますが、実は視力の表し方は国によって異なり、アメリカでは視力を分数で表します。
分子を「20」とするのは20フィート(約6メートル)離れた指標が見えているかどうか判断するためで、これが見えて「20/20」つまり「1.0」と表すことができます。
20/40だと、40フィート(約12メートル)で見えるべきものが20フィートまで近づかないと見えないという意味で、「0.5」。
逆に、20/10だと、10フィート(約3メートル)で見えるべきものが20フィートからでも見える ということで、「2.0」になります。
これは医療分野だけでなく航空分野でも用いられています。もし、アメリカの航空会社でパイロットとして働きたいと思っている方。
面接官から「How is your eyesight? (視力はいくつですか)」と聞かれた際には、「I have one point zero vision.(1.0です)」ではなく、ぜひ「I have twenty-twenty vision.(1.0です)」と答えてください。
アメリカは様々な単位が独特ですが視力もまた独特ですね。
下記は各国での視力の表し方です。
日本 | アメリカ | ヨーロッパ |
2.0 | 20/10 | 6/3 |
1.0 | 20/20 | 6/6 |
0.8 | 20/25 | 6/7.5 |
0.5 | 20/40 | 6/12 |
0.4 | 20/50 | 6/30 |
0.2 | 20/100 | 6/30 |
0.1 | 20/200 | 6/60 |