店員さんがオススメする”チタン”ってどんな素材?
メガネを購入する際に「このフレームはチタンフレームなので丈夫ですよ」と言われたことはありませんか?”チタン”とは材質のことで建築材やピアスなどにも使用されているのでご存知の方も多いと思います。
チタンのメガネフレームにも選んでいただきたい理由がたくさんあります。今回はメガネフレームに使用される材質、チタンに関するお話です。
チタンの特徴
チタンは鉱物の中に含まれる化合物の一種で、地球上に広く分布しています。主な産地はオーストラリアやカナダ。ギリシャ神話の神様「ティーターン(英語発音だとタイタン)」が名前の由来です。
チタンの特徴はいくつかあります。
・強度に優れていて軽い
金属のメガネフレームに使用される素材としてポピュラーなものに「ニッケル合金」と呼ばれるものがあります。ニッケル・銅といった金属を合わせたものですが、チタンはニッケル・銅に比べて約半分の重さです。
軽いだけではなく強度も優れていて、チタン合金の比強度(密度あたりの引っ張りの強さ)は実用金属中でも最大と言われています。
・耐食性に優れている
チタンは錆びにくい・腐食しにくい素材として有名です。特に塩分に対する腐食性は白金と同じと言われていて汗や涙に強い素材です。
また、アレルギーを起こしにくい金属のため医療用としても使用されています。金属アレルギーのある方にはチタン素材のメガネフレームがオススメです。
チタンにもいくつかあります
チタン素材にもいくつか種類があるので紹介します。
・純チタン
チタン素材のメガネが「TITANIUM」と表記されているのに対して、純チタンは「TITAN-P」と表記されています。純チタンは90%以上がチタンで構成された不純物の極めて少ないチタンです。
・βチタン(ベータチタン)
「β-TITANIUM」と表記されます。チタンにバナジウム・アルミニウムを加えバネ性のあるしなやかな金属になっています。テンプルと呼ばれるフレームの横の部分(お顔の側面から耳にかかる部分)に使用されることが多いです。
・NT合金
「NT・形状記憶合金」と表記されます。チタンとニッケルで構成され、曲がっても元に戻る形状記憶効果としなやかな構造の超弾性効果を合わせてもっています。
見分け方
チタン素材のメガ寝ネフレームにはレンズ下部の部分、もしくはテンプル部分に「TITAN」「TITANIUM」と表記されています。
メガネハットでは¥12,960以上のセットに関して、ほとんどがチタン素材のメガネフレームになっています。(一部¥9,720セットでもチタン素材がございます。)
金属アレルギーがある方や、どのような素材があるのか知りたいという方はお近くのメガネハットスタッフまでお問い合わせください。お客様に合うメガネフレームを提案させていただきます。