コンタクトレンズをしたままだと近くが見えにくい!そんな時は
コンタクトレンズを着けると、遠くはよく見えるのにパソコンや読書が疲れる。そんなことありませんか?
今回はコンタクトレンズでの近くを快適に見る方法をご紹介します。
コンタクトレンズの度数を見直してみる
遠くがよく見えるようにと、あまり強い度数を着けてしまうと近くを見るときのピント調節作業が大きな負担になってしまいます。そのため、パソコン作業や読書していると眼は常にピント調節作業を行い、しまいには疲れてしまいます。
コンタクトレンズを着けて遠くはよく見えるのに、近くが見えにくい場合は一度度数が強すぎないか確認したほうが良いでしょう。
度数は適切、でも見えにくい
コンタクトレンズの度数は強すぎないのに、近くが見えにくい。そのような場合は、ピント調節を行う筋肉に問題があるのかもしれません。ピント調節を行う筋肉は毛様体筋という名前で不随意筋の一種です。不随意筋は自分の意思で動かすことができない筋肉で、意識して鍛えることができません。
このような場合にはピント調節をアシストするものを用意しなければいけません。2つほどおすすめする方法があります。
【コンタクトレンズの上からメガネの着用】
度数の合ったコンタクトレンズを装用したうえで、凸レンズ(物が大きく見えるレンズ)を使用したメガネを着用します。その人によって適切なメガネの度数は異なりますので、コンタクトレンズを着用したまま視力測定を行います。
また、眼と見たい対象物との距離によっても必要な度数は異なります。どんな時にどのような物が見たいのかがポイントになってきます。
【遠近両用コンタクトレンズの着用】
コンタクトレンズ各社から遠くを見る度数と近くを見る度数が1枚のレンズに組み込まれた、遠近両用コンタクトレンズが発売されています。
製品によって細かい構造は異なりますが、レンズ中心部に遠くを見る度数、その周りに中間を見る度数、さらにその周りに近くを見る度数を配置しているレンズが多いです。
※ジョンソン&ジョンソンHPより
価格は通常のコンタクトレンズより1割~2割ほど割高になっています。
メガネと遠近両用コンタクトどちらが良い?
気になるのがコンタクトレンズの上からメガネを着用するのと、遠近両用コンタクトレンズに変更するのと、どちらが良いのかということ。
見え方に関してはメガネを上から着用したほうが良いです。見える範囲が広く、眼に負担の強いブルーライトを低減させるコーティングも選択できます。メガネの欠点は必要に応じて掛け外しを行わないといけない点です。
遠近両用コンタクトレンズは見え方こそメガネには勝てませんが、掛け外しが必要ないというのが一番のメリットです。ご自身のライフスタイルに合わせた方法を選んでいただくのが良いと思います。