
疲れ目には温める?冷やす?どちらが効果的?
パソコン作業の増加やスマートフォンなどの普及により、眼精疲労(いわゆる疲れ目)の方が増加しています。十分な休息を取ることが大切ですが、すぐにでも眼精疲労は解消したいですよね。
体を痛めた時は冷やしたりするのが効果的ですが、目は温めたほうがいいとも言われます。疲れ目にはどちらがいいのでしょうか?
症状によって違った疲れ目の解消法
温めたほうがいいのか、冷やしたほうがいいのか、答えは疲れ目の症状にありました。
・ドライアイなどのショボショボ目は温める
エアコンの効いた室内で長時間のパソコン作業、1日コンタクトレンズを装用し続けることにより目は乾きドライアイとなってしまいます。こうしたドライアイなどのショボショボした目には温める解消方法が効果的です。
目や目の周辺を温めることで血流が良くなり、筋肉がほぐされるほか、新陳代謝の改善も見込まれます。疲れ目やドライアイだけではなく、眼精疲労が原因の頭痛や肩こりにも効果的です。
・充血目には冷やすのが効果的
寝不足や結膜炎によって引き起こされる目の充血。目の中の血管が膨張することによって生じます。炎症や充血をおこしている目を温めるのは逆効果です。こうした場合は冷やした方が効果的です。
目や目の周辺を冷やすことで、血管や筋肉は収縮して元に戻る活動を行います。収縮と元に戻る活動で目を本来の調子に戻すことができます。ただ、視神経症のある方は逆効果の場合もあるので注意しましょう。
まとめ
【温めたほうがいい場合】
・目がショボショボする
・充血のない疲れ目
・疲れ目からくる頭痛・肩こりがある
【冷やしたほうがいい場合】
・目が充血・炎症している
目の症状によって違った眼精疲労の解消方法。ただ、眼病などの原因から生じるものによっては逆効果になってしまうこともあります。心配な場合は一度眼科医の診療を受けることをおすすめします。