【iOFT】次世代アイウェア”タッチフォーカス”とは【レポート】
10月11日から13日の3日間、有明の東京ビックサイトで日本最大のメガネの展示会『iOFT2017』が開催されました。国内外から多くのメーカーが出展し、新製品のお披露目や将来的に実用化される多くの技術が展示されました。
HutPRESSでは、本日から数日間『iOFT』で気になった製品・情報をご紹介してまいります。第一回目は三井化学から出展された次世代アイウェア【Touch Focus(タッチフォーカス)】です。
液晶レンズ採用の次世代アイウェア
三井化学より出展された【Touch Focus(タッチフォーカス)】は、液晶レンズを採用した次世代の遠近両用メガネ。見た目はごく普通のメガネですが、ワンタッチで度数が変化し、近くのものに焦点を合わせます。
累進レンズ+近くへのフォーカス
現在市販されている遠近両用メガネの欠点は、メガネを掛けた際の違和感の原因である”ゆれ”と”ゆがみ”でした。これはレンズ上部からレンズ下部になるにつれて度数が何段階も変化するため、レンズの左右部分に度数が安定しない部分が出てきてしまいます。
そこでタッチフォーカスはレンズの基本設計を遠くから中間部分に設定。レンズ下部に液晶レンズを組み込み、ワンタッチの作動で瞬時に近くに焦点を合わせます。
液晶レンズはバッテリー式で、フル充電では10時間程の作動ができるとのこと。使わない時はオートオフ機能もついているので、毎日充電を行う必要はなさそうです。
バッテリーが切れた状態でも、中間距離までは快適に見える累進レンズにもともとなっている為、見えにくさを感じることは少ないと思います。
早くも来年春には発売?
現状では販売時期や価格については未定とのことですが、2018年春頃にはいくつかのメガネ店で先行販売を行っていきたいとのことでした。
来年以降、メガネの本格的な電子化が始まりそうです。