補聴器購入後のメンテナンスについて
補聴器は購入して終わり、というものではありません。補聴器を使用した聞こえに慣れるまでに時間が必要なこともあります。また、長くご使用いただくには日々のメンテナンスが大切になってきます。
今回は、補聴器購入後のメンテナンスについてご紹介いたします。
購入後、少しずつ音量を上げましょう
補聴器を装用すると必要な会話だけではなく、車の通る音や、食器の擦れる音などの、不快に感じる音も大きくなってしまうことがあります。
補聴器の装用が慣れている方であれば問題は少ないのですが、初めての方に『必要だから』といって、大きな音の設定にしてしまっては返って不便になってしまいます。
そのため、補聴器購入から最初の1ヶ月ほどは必要な音の70%くらいから初めることを提案しています。補聴器での聞こえに慣れてくる2ヶ月から3ヶ月程で必要な音量を出すことで快適な補聴器装用となります。
補聴器購入後、3ヶ月目までは購入店で音量の調節をしてもらいましょう。その際に、補聴器を装用して不快に感じた環境などがあれば、メモを取り店舗スタッフに相談してみましょう。
パーツの中には消耗品も
補聴器の装用を始めると、耳の中で音が振動するため耳垢が外に押し出されるようになります。補聴器には耳垢が内部まで入り込まないようなパーツが組み込まれていますが、装用を続けているとパーツが目詰まりを起こし、本来の音が出せなくなります。
こうした補聴器のパーツは消耗品となっています。店舗での交換が行えますので、少なくても6ヶ月に1回は交換するようにしましょう。
また、耳かけ型であれば音を通すチューブ部分の交換も必要になってきます。パーツ代金は数百円ほどの物が多く、交換作業も数分で終わることがほとんどですのでお気軽に申し付け下さい。
季節の変わり目にはメンテナンスを
補聴器の大敵は湿気です。そのため湿気の多い夏場は補聴器が不調になりやすい季節です。メガネハットです全店に湿気除去を行う機械を配備しています。
季節の変わり目などには、部品や聞こえのメンテナンスを含めご相談ください。購入後のメンテナンスもしっかりと担当させていただきます。