
視力検査の前に知っておきたい「視力の数値」のこと
4月から年度が変わり、新しい生活を始められた方も多いと思います。
年度初めは会社や学校でも健康診断があるのではないでしょうか?
文部科学省の調査では、小学生の視力1.0未満の子の割合が過去最高となり、視力低下の子どもの割合は年々増加傾向にあるようです。
小学生の3人に1人は視力1.0未満と言われています。
視力1.0とは何か?
ところで、この視力1.0という状態はどのような状態でしょうか。
視力検査では『ランドルト環』という一箇所に切れ目のあるドーナッツ状のマークを使用します。
”視力1.0とは5m離れた所から直径7.5mm、太さと切れ目の幅が1.5mmを識別できる視力”です。
学校の視力検査では視力1.0が基準となり眼科医の受診を勧めるかどうかの分かれ目になってきます。
現在では視力1.0以上でA判定、0.9~0.7でB判定、0.6~0.3でC判定、0.3未満でD判定となっています。
ちなみに学校の視力検査は3.7.0方式という分類方式です。
一般的な教室の広さであれば0.7以上の視力であれば学業に支障はないと言われています。
視力1.0はかなり厳しい?
学校の眼科受診を提案する基準が1.0なので、運転免許の基準なども1.0が基準のように思われるかもしれませんが、そうとは限りません。
・普通自動車運転免許
普通自動車の場合は片眼0.3以上、両目0.7以上の視力が必要です。
・小型船舶操縦士
両眼で0.5以上の視力が必要です。
・パイロット(自家用など)
片眼で0.7以上の視力が必要です。
上記のように1.0を基準としているものは案外少なかったりします。子どもの場合は視力も変化しやすいので1.0を基準にしているのかもしれませんね。
※上記の基準は簡単に記述させていただきました。その他にも詳細な基準がある場合もありますのでご了承ください。
ところで『ランドルト』ってどういう意味?
視力検査に使用される『ランドルト環』ですが、スイス生まれの眼科医の名前です。エドモンド・ランドルト(1846~1926)は、1887年に環を用いた独自の試視力表を発表しました。
その後、これを「ランドルト氏環」と呼ぶようになり、1909年に行われた第11回国際眼科学会において、万国共通の試視力表が制定されたときに、その基準として採用されました。
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