できるだけレンズを薄く仕上げたい!メガネの選び方編
通常、メガネのレンズを薄くするには、屈折率という数字の高いレンズを使えば薄くなることは、ご存知の方も多いと思います。
今回は、薄型レンズを選んでも厚さが気になってしまう、少しでも薄いレンズにしたい方にフレーム選びからのアプローチ方法をご紹介いたします。
簡単で見つけやすい!初級編
・メガネフレームは縁のあるタイプを選ぶ
縁のあるフレームを選ぶことで、レンズが薄くなるわけではありませんが目立たないようにできます。特にプラスチック素材のセルフレームであればレンズの厚みを隠してくれるので、一番いい選択肢だと言えます。
・レンズサイズの小さなフレームを選ぶ
眼がすごく悪いからといって、レンズ全体が分厚くなることは少ないです。近視の方であればレンズの横端が、遠視の方であればレンズの中心が厚くなります。
つまりレンズサイズの小さい、小さいメガネであればレンズも薄くなると言えるのです。このレンズサイズは、よく見るとフレームのサイド、テンプル(ツル)と呼ばれる部分やブリッジ(鼻の上にくる橋渡しの部分)に書いてあったりします。
54□17-145 54の部分がレンズのサイズです。17はブリッジ、145はテンプルの長さです。
初級編に追加の中級編
・自分の瞳孔間距離に近い大きさのフレームを選ぶ
瞳孔間距離とは?・・・自分自身の瞳の間の距離。(専門用語でPDと言われています。)
一般的に58mm~66mm位の方が多いです。
鏡の前で定規などを使ってご自身で測ることもできますが、メガネハットの店舗では自動で測定できる機械が置いてありますので、調べる際はお気軽にお声掛けください。
・近い大きさのフレームを選ぶには
初級編で紹介したレンズサイズ、これにブリッジのサイズを足した数字をフレームPDと呼びます。先ほどの数字で言えば、54+17になり、合計71になります。この数字がご自身のPDと近いほど大きさの合っているフレームとなります。
眼の中心がメガネの中心から外れるほど、大きいレンズを使用したり、厚みの出てしまうレンズの端部分を使用しますのでレンズは厚くなります。そのため、ただ小さいレンズサイズのメガネを選ぶのではなく、ご自身のサイズに合ったフレームを選ぶのが重要になってくるのです。
デザインを考える上級編
・デザインで薄くなるフレームを選ぶ
フレームに表記されているサイズ以外にも薄さに関わる要素があります。それがデザイン!
眼の中心からフレームの端が離れるほど、近視の方はレンズの端が厚くなりますし、遠視の方は中心が厚くなります。フレームの理想の形状は眼の形に近いフレームです。
上の画像のようなオーバル(楕円)タイプなどが一番薄い部分を使えるフレームと言えます。
まとめ
今までの内容をおさらいすると、楕円に近く、瞳孔間距離に近いフレームで、レンズサイズの小さい枠、さらにプラスチック系だとなお良いってことになりますが・・・。
あくまでも、レンズを薄くする一点からの選び方です。メガネは身に着けるものですから
きちんと掛けていられる状態に調整できる?『ぱっつんぱっつん』とか
自分の求めるイメージを壊してないか?『お父さんいくらなんでも女の子用・・・』とか
他にも譲れない部分はあると思います。
候補が何本かあって、薄くもしたいなと思ったときには参考にしていただければ幸いです。